新人はツラたん

新人はツラたん

私がまだ准看護師だった15年前の話です。

私が住んでいる地域では規模の大きい民間病院の混合病棟に、准看護師の資格を取得してから初めた働いた職場の時の事です。

新人だった私は初めての世界に色々なことに興味があり、自分も病棟のメンバーに貢献できるよう日々頑張っていたいたのですが、ある日、予定していた手術の術前検査のレントゲン撮影で患者の胃の中にカプセルのシートが映るということがあり手術が延期となる事態がありました。

当然、原因を探るとなると担当であった私に経緯の説明を師長から問われました。
その患者、70代の女性に検査前に確かにカプセルが入った薬を渡し、傍にはその女性の夫が付き添いで私からその女性に薬を渡すところを見ていて女性と一緒に薬について、「これは検査前に飲んでもらう薬なので、必ず指定した時間に内服してください。」と私の言葉を聞いてしました。

私が一通り検査の目的や意味について概要を説明したところで、付き添の夫のほうから「説明は解りましたので、妻と二人にさせてください。」と私に早く部屋を出て行ってほしい様子でしたので、私が最後に「薬は必ず、指定された時間に飲んでください」ともう一度伝え後にしたことを師長に説明しました。

しかし、師長の聞いた話しでは、付き添いの夫から私が女性の口に薬を入れて飲ませた。と言ったそうで随分意見の食い違う話しとなり、師長と一緒にその夫婦の所へ行き、付き添いの夫からは「あなたの話は意味が解らなかった、新人さんみたいだけれどもっと勉強しなさいよ。」などと数時間前とうってかわっての
対応でした。

肝心の薬のことに関しても「そちらが飲ませた。」の一点張りで全く話が折り合わず結局のところ、新人でまだ知識の乏しい私の勘違いによるもので話しが締めくくられ、その後は受け持ち患者を全て外され、当分の間は雑用を任され他の病棟にいくと他の看護師から「うちの病棟に来ないでほしい」とまで言われる始末で、誰一人味方になってもらえずストレスから体を崩し「もう、この病院にはいられない」と考えるようになり、退職届を出したのですが受理してもらうまでに時間を要し、その間も廊下でその病院の上の役職から「入ってすぐ辞めることはないだろ、もう少し根性をだして頑張れよ」などと無責任で無神経な言葉に怒りを感じる反面、一番つらかったのは未熟と言う言葉でこちらの言い分が一切聞いてもらえなかった悔しさが根底にありました。

初の職場でいきなりこんな辛い目に会うとは思わなかった私の古きエピソードでした。

 

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